|
|
宝来(寶来)鮨 寿司屋
|
浅草通りに面した歩道沿い。
アーケードの人ごみにまぎれるようにその鮨屋はありました。
間口は、そう、2間か2間半か(4メートル前後)、そんな印象でしたね。
引き戸をガラガラと開けて入ると、小さいカウンターにテーブルが二つ三つ。
それはそれは控えめな構えのほの暗いお店でした。
カウンターの界隈は使っていない様子で、とりあえずテーブルに着きます。
まあ握りを作ってもらって、テレビでも見ながらつまむ。
そして好みで何品か握ってもらってちょいと腹を作る。
地味だけどまちがいないよね、という味。そうしている間、引き戸や窓を隔てて、浅草通りの車の
音や人通りのざわめきが目の前にあるようにすぎていく。
メインの通りにありながら、派手さも何もなく、看板にだけ明かりがともるような小さな店で、見か
たによってはやる気あるんかいなという寿司屋でした。
まるで、知る人にとっては雑踏の中にぽつんと小島のように浮かぶ蓬莱舟のようなお店でした。
そんなお店をあとにしたのはそう、2000年ころでしたか。
時は移って2006年、実に久しぶりに浅草で、それも宝来で寿司をつまむかという気になって足を
運ぶ。
|
スポンサードリンク
|
まだあるんかいなと思いつつ、なかったらすしや横丁にでも行くかと思いつつ、来てみるとありまし
た。
それも新しくなってる。というよりも、新築ビルになってる。
しかも、ビルが全部宝来鮨だ。
入口の風情はまあそんなに変わらないが、入ってみるとモダンな和風の今風。
確か地下から2階までがお店になっていたとおもいます。
大将は2階にいて、そこのカウンターへ。そこでお任せかなんかで握ってもらいました。
浅草もいろいろと代替わりしていく時代、宝来鮨も店構えがモダンになり、更に歴史を刻んでいくの
でしょうが、何よりうれしいのは同じ大将が同じように握ってくれるその舞台がひときわ明るく、大将
もとても力強く楽しそうに見えたことでした。
|
スポンサードリンク
|
|